D進辞めたい(半年ぶり2回目)
やっぱり研究者は自己主張が大事なのか
初の1st author論文がアクセプトされた。
一応これで博士取得まであと2本になった(まだ進学してないけど)。
そこでふと思ったのが、少なくとも俺はTwitterとかのSNSで観察されるような、bioに「○○大、Ph.D. 筆頭著者論文○本、▲△学のうんたら」みたいなの書いて本名でばりばりやる奴、にはなれないなということ。
わからんけど書けて大学までやなと。まあ博士取ったら博士くらいは書くかもしれない。やっぱりやってる人は気持ちいいんやろうな。恥ずかしくて書けたもんじゃねえ。
まあ人間だし承認欲求は強い方だし、普通に「すごい」っていわれたい気持ちは人並みにあるけど、これまでの人生で「勉強」関連(あえて勉強って言葉を使ってるけどまあそういうこと)で人に褒められたのって中学生くらいまでやし、褒められたって言っても憧れられたことはないし、「あーすごいねー」程度のもんで、もちろん学力の高さや学歴でモテたことなんかマジで1度もない。
話はそれるけど、少なくとも在学中で考えたら学歴で女の子の態度が変わるとかマジで都市伝説だと思ってる。いやわからん、うちの大学が歴は良くてもウケが悪いだけかもしれん。
だって例えば2回生の段階で「慶応です」って言われても、「好きっ!」ってなるか?恋愛における学歴の価値って(将来の)収入的なところなんちゃうの?そっから結婚考えるならまだしもその時点での学歴にどこまでの価値があるんや?
それとも慶応の彼っていうブランドだけでクリアできるものなんか?
教えてください。少なくとも俺は実感したことがない。まあビジュアル的な話、中身的な話しちゃうかと言われると反論はできん。
まあともかくそんなこんなで、自分のそのへんの業績?的な部分にもちろん多少のプライドはあるけど、それを評価される実感をあまり得たことがないという理由で、その辺を大っぴらに主張できるメンタルを持ってないなーってハナシ。
匿名では言えても、実名でSNSは無理やなあ……、別にダメってことはないけど。
ストレスを娯楽で凌駕したい
飲み屋で若い奴に説教するなら最低1つは納得できることを言ってくれ
自分はお酒が好きだが友達が少ないため、よく一人で飲みに行く。
お金はないので、立ち飲み屋が多い。1000~2000円くらいで軽く食ってそこそこ飲んで満足する。
さらに気分が良いと、バーに行くことがある。経緯は省略するが知り合いの紹介で行くようになったバーで、マスターも良くしてくれ、常連のお客さん数人とも仲良くなり、良くお話をして、たまにごちそうになる。
説教というか人生指南というか
そうやって大人と飲んでいると、酔ってきた大人は、アツい話をし始めることがある。アツい話というのは、大体が「仕事的」な話か「恋愛的な」話、あるいは「今の社会について」みたいな話である。
悪い言い方をすると「説教」がはじまるわけで、しかも大半の話が「自分は君よりも年齢を重ねたからわかるけど、○○は××だ。」みたいな話で、まあ反論のしようがない。
しかし、そもそも聞いていて違和感を覚える部分が多いわけでもなく、むしろそのようなセリフを言われても、シンプルに納得したり、勉強になることが多い。
なので、その一連の流れのメリットとしては、
・ごちそうしてもらえる(場合によっては数千円にも)
・普通にためになるお話を聞くことができる
などがあげられ、デメリットとしては
・ごちそうになっている+結論(年齢の違い的な)のせいで多少思うところがあって(なんなら反論して)も理解は得られない
・帰りにくい
という感じで、まあ少なくとも好んでそのバーに通うくらいにはその状況を悪くおもっていなかった。
ただ、たまにとんでもない化け物に遭遇する。
フルパワーのマウントを食らった話
たまに滅茶苦茶に酔った状態でかつ自分と決定的に価値観が合わない人間を徹底的に攻撃するタイプのサピエンスに出くわすことがある。
自分は大学院生の身であり、しかも博士課程とかいう魔境に飛び込もうとしている。子の日本のほとんどが博士課程学生について考えたことなどないだろうし(別に考える必要なんてないし)、そのあたりの知識なぞ持っていないのがふつうである。
そのような自分の環境に強い不快感を示す人がいるのも当然の話であり、そのモンスターは約2時間にわたって、私のことを罵倒した。内容としては「学生の分際で飲みになんか来るな」「大学院なんて意味のないところに行くのは間違っている」などなど。
自分としてはそのあたりのところを普通にコンプレックスに感じているので(ボスに言われたから進学するってレベルの野望のなさなので当たり前)、もちろん大学院で研究していることを「頑張ってるね」「すごいね」などと言われるのはうれしいが、自分のことを凄い研究をしている人間だ、なんて本気で思っていない。
なのでそのときは普通に堪えたし、言い返そうと思えば言い返せたのかもしれないが、滅茶苦茶に酔っていたのでそうする意味も感じなかったため、普通にはいはい聞いて終わった。
良くしてもらっているマスターには「100%あの人(そのモンスター)が滅茶苦茶だっただけやし気にしなくていいよ」と言ってもらえたため、その件は一件落着した。
しかし、やはり自分と同じ年の人間が社会人になって働いて給料をもらっている中で、学生をやって(一応奨学金で学費を払っているとは言え)、さらには実家暮らしであることは、大人からすれば気に入らないと思いがちなポイントであるということを知ったきっかけになった、というよりは再認識した。
そんな自分のウィークポイントをいかに面白く不快にならないように語るか、みたいなことを考え出したりもするようになったとき、まさかの良くしてもらっていた常連さんから凶拳を食らうことになる。
ただただ気に入らないと言われたハナシ
その日はいつものように常連(のA)さんからありがたいお話を聞いていた。これは皮肉では無く、真剣に自分でも深く考えるきっかけを与えてくれるような話で、お酒もごちそうしてもらって、普通に気分が良かった。
それを別の常連(のB)さんが聞いていた。AさんBさん同士も知り合いで、3人で話したりもしていたところ、Bさんに隣に呼び出された。話があると。
そこからはBさんの歯切れの悪い話が始まったかと思えば長い前置きがはじまったり他の人の注釈が入ったりと中々の時間が続いたが、要は、Bさんは自分を気に入らない、生意気だ、と思っている、という話だった。
「自分はこんなにも苦労をしてきたのに君は実家住みの分際でいっちょまえに悩んでいるのが納得ができない」
とまあマジで滅茶苦茶な話だった。ただ前回のモンスターと違って何が納得いかなかったかというと、ある程度酔っていたとはいえ、件のモンスターに比べれば極めて冷静だったうえに、まわりのAさんやマスターも、Bさんを擁護し始めたことだった。
Bさんは他のお客さんやマスターからかなり好かれていたことは以前から認識していたし、彼らの擁護は自分への憎悪というよりはBさんへの愛からくるものだと理解はしたが、それにしてもあり得ないと思った。
自分は完全に緊張の糸みたいなものが切れて、そこからは適当にはいはい言って、帰った(すでに朝方)。
かなり端折っているとはいえフェイクあまりなしのまんまなので、彼らの目に触れれば間違いなくばれると思う(始めたての弱小ブログなのでこの記事が彼らの目に触れることはないと思う)が、しばらくはその店に行かないつもりなのでそれはそれでいいかなとも思った。
その辺のマイナス要素よりも改めて言語化することで自分に独りよがりの逆切れじゃないことを確認できるかもしれない要素の方が勝った。
とにかく何が言いたいかと言うと
タイトルの通り。おごってもらってるし百歩譲って気持ちが入った説教をするのは別に良い。けどするんなら最低一つでも、1パーセントでもこっちが納得できることを言ってくれ。おごったくらいで自分のストレス発散の人形にするな。オナニーのおかずにするな。
その場で言い返せよ、っていう意見に関しては、まじで100%その通りなんですが、言われたときは頭真っ白になったし、多勢に無勢だったし、どうか許してほしいです。
家族がアルコール依存症の話
母親がアルコール依存症くさい。
そういう診断を受けたわけでは無いが、おそらくそう。
数年前からそんな感じで、自分としては特に何もしてこなかったし、おそらくこれからもなにもしないだろうと思うが、せっかくなので状況の整理も兼ねて書き記しておく。
症状というか現状的な
・毎晩、500 mlのビールと500 mlのアルコール度数7 %程度のチューハイを合わせて4~5本飲む。
・休日の昼も飲む。ビール1本とチューハイ1本程度。
・お酒が回ってから寝るまでの記憶が次の日になれば8割無い。
・1度風呂場で倒れて救急車で病院に運ばれたことがある。
・暴れたりなどはしない。
・禁断症状みたいなものも見ている限りでは無い。
とまあこんな感じで、おそらく依存してはいるがいわゆるテレビで見るような重度の依存症って感じでは無いのだろう。
数年前に本気で辞めてほしい減らしてほしいとお願いしたり説得したり喧嘩したりしたこともあったが、全く状況は改善しなかった。
とりあえず他人に迷惑をかけているわけでは無いので、家族の問題であることは間違いない。今家で一緒に暮らしているのは当の本人(私の母親)と、父親、そして私の3人である。それぞれ考えが異なっていて、
それぞれの考え的な
・母親
開き直っている。全く減らすつもりも辞めるつもりもない。もう60歳も越えたため、お酒が原因で体を壊したり悪くしたりしても、お酒をやめるよりはいいとおそらく本気で思っている。命の危機に相対すれば考えは変わるかもしれないが、少なくとも一度救急車で運ばれているにもかかわらずこの状況なため、お察し。
・父親
おそらく(私よりは)辞めてほしいと思っている。理由としては、やはり体のことだろう。母親が夜遅くに隠れて飲むのを発見しては激怒し、それ以降口をきかなくなる、一定期間後に仲直り?するがすぐに発見、激怒し口をきかなくなるループをここ数年繰り返している。
・私
辞めてくれるに越したことはないが、無理だと思っている。もちろん心配はしているが、先も長くないから飲むという考えも理解できなくはない。ただ、父親が母親の身体のことを心配して怒るのもそれ以上に理解できる。
また、なにより、父親と母親が口をきかない期間が何よりのストレスである。3人で食卓を囲む際、2人共が自分にしゃべりかけるがお互いは話さないため、非常にやりにくい。意味が分からない。
このような状況で、まあ見てわかる通り、母親がお酒をやめない限り改善する気がしない。家族が介入しない限りどうしようもないのだとは思うが、父親は上述した通りで、自分もそこまでのエネルギーが持てないでいる。病院に行くにも毎回連れていかない限り自分ではいかないだろうし。そこまでのエネルギーを使って逆上されてもっと家族がバラバラになる可能性もあるのでは、とか考える。
結局のところ
どうしたもんか。自分としては、父親と母親が口をきかなくなるのがうっとうしいのでやめてほしい。ただ、父親が怒るのはわかるのでそれをとがめようとは思わない。けど母親は開き直ってるから、やめさせようと思ったらやっぱり自分と父親が結託してなにか行動を起こす以外ないんやろうなあ。